ハサミ選びの最も重要な要素は『切れ』です。
今回は、『切れ』について重要な「刃角」と「挟み角(開き角)」について解説することにします。
まずは「刃角」ですが、図①の矢印で示している所の角度(A)です。
この角度が小さい程、髪を逃がさず、髪の断面も綺麗に切れます。(鋭角A-1)
逆に、角度が大きくなるに従い、髪が逃げるようになり、切った髪の断面の潰れが目立ってきます。(鈍角A-2)
次に「挟み角(開き角)」ですが、図②の矢印で示している所の角度(B)です。
ハサミを大きく開き髪を切り始めます。角度が大きいと髪は逃げます。(B-1)
ハサミを閉じていくと角度は小さくなります。
刃先では角度が小さくなり、髪を捕まえて切れる様になります。(B-2)
しかし、同じ刃先でも刃が太く刃線のR(アール)が小さいハサミは角度が大きくなり髪が逃げます。(B-3)
刃角、挟み角(開き角)、どちらにも共通して言えるのは、その角度が小さいほど髪を逃がさずカットでき、逆に、その角度が大きいほど髪は逃げます。
そして、その二つの要素の組み合わせによって切れ感が変わってきます。
この組み合わせによる切れ感の変化を図③にしてみました。
※☆印はアニマルシザー シリーズになります。
最後に、『切れ』の好みは人それぞれなので、上記を参考に弊社スタッフにご相談ください。
弊社の特徴であるフルオーダーにより、あなただけのオンリーワンシザーをご提案させていただきます。